【簡単解説】2019年1月3日ドル円暴落の原因と今後の対策

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あけましておめでとうございます。

2019年新年早々、ドル円やクロス円にフラッシュクラッシュが起きました。

ドル円は109円から104円台まで一瞬にして暴落。

フラッシュクラッシュ

たくさんのロスカットが出た模様です。

改めて流動性リスクを考えさせられる一日だったと思います。

→【参考記事】FXトレードにおける流動性リスクについて

今回の下落の原因の1つに、直近の中国の経済指標が悪かったことがあります。

2018/12/31(月)
中国製造業PMI 49.4
前回50 予想50(中国政府が調査・公表)

2019/1/2(水)
Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI) 49.7
前回50.2 予想50.1(民間が調査・公表)

また、早朝にアップルが今後の業績見通しを引き下げたことも引き金の1つになったようです。

このアップルのニュースにより、NYダウが急落。

アップルにネガティブな話題が出れば、もちろんNYダウが下がります。

たまたま、早起きしていた僕はNYダウの空売りをしていました。

そんな中、日本人のポジションは大幅に円売り(ロング)に傾いていました。

→【参考記事】FXトレードで大切な需給を考えよう

リスクオフは基本的に円買いであり、早朝かつ年末年始という流動性の薄い中、円が買われました。

オアンダのオープンオーダーをみるとわかりますが、108円以下からオーダーがすかすかであることがわかります。

オアンダのオープンオーダー

→【参考記事】OANDAオープンオーダーの読み方と便利なインジケーターの紹介

チャートでみても、ドル円は108を割れると反発するポイントがまったくなかったことがわかりますね。

年末年始ということもあり、流動性が枯渇してレート配信できなかった業者も多かったようです。

そんな中、取引できる業者とそうでない業者が存在していたので、口コミベースで現段階わかっていることをまとめました。

○取引できたと思われる業者

・SBIFX
・サクソバンク
・外為どっとコム
・アイネット証券
・DMMFX
・ヒロセ通商

周りに聞いたところ、暴落時の約定力はSBIFXが強いという口コミが多く、今回のような局面では活躍してくれるかもしれません(何人かに確認済み)

×取引できなかったと思われる業者

・IG(FXのみ凍結・株価指数の取引は可能・ノックアウトオプションは約定できた模様)→体感的に10分程度凍結
・C-NEX→レートが消えた
・GMOクリック証券→30分程度凍結
・マネーパートナーズ
・楽天FX→スプレッド200
・外為オンライン→4分間凍結

参考までに、FX各社のレートとbidとaskの差は以下のようになっています。

今回の暴落は、NDDのような銀行から直接レートをもらうFX業者ほどレート提示が難しく、OTC業者の優位性が際立った一日になったかもしれません。

不測の事態のためにも、FXトレードをされる方はいくつか口座をもっておくことをおすすめします。

*あくまでも独自の調査による口コミベースの情報なので、情報の正確性は保証できません。

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プロフィール

田畑 昇人(たばた しょうと)

FX歴10年以上の個人投資家。

東大院生が考えたスマートフォンFX」は、10万部以上売れるなど、FX書籍としては異例の大ヒット。

最新作「武器としてのFX」も、最高Amazon総合12位など、多くの方に読まれています。