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OANDA社とは
OANDAとは、アメリカのニューヨークに本社を構えるグローバル展開している大手FX会社の1つです。
その特長は、大きく5つあります。
1.強力かつ使いやすい外国為替取引テクノロジー
OANDA fxTradeは、金融機関も使用するレベルの取引ソフトウェアで、卓越したパフォーマンスと斬新な機能を使いやすい1つの取引プラットフォームで実現しています。
2. 常に取引可能なタイトスプレッド
OANDA fxTradeは、インターバンク市場から取得したレートを用い、洗練されたアルゴリズムにより、極めてタイトかつ取引可能レートを生成し提供しています。
3. 驚異の約定クオリティ
OANDA fxTradeでの取引はただちに執行され、即時に約定されます。約定の遅延や拒否、価格の再提示はありません。
4. 全てのお客様により良い条件を
OANDAは、リベートやボリュームディスカウントなど特定のお客様を優遇することはいたしません。むしろ、すべてのお客様がより良い条件で安心してお取引を行っていただけるよう努めています。
5. 『情報を制するものは世界を制す』、多くのユニークな情報にアクセス可能
『情報を制する者は世界を制す』、これは外国為替取引にも言えることではないでしょうか。OANDA は売買ポジションや未執行注文、投資には欠かせない市場動向の予測に利用できるであろう情報を出来る限り公開し、為替市場をオープンで透明性のあるものにする試みを行っています。
このOANDA社が提供する「オーダーブック」というツールがとても使えるので、今回紹介します。
OANDA社が提供するオーダーブックとは
相手が入れている注文の価格と量がわかる「オープンオーダー」
他のプレイヤーがどこにどれくらい注文を入れているか分かれば、FXトレードを行う際に大きなアドバンテージになります。
株取引とかだと、板をみることができて、「どの価格でどれくらい買い圧力・売り圧力が強そうか」を判断する材料になります。

そして、取引所取引ではない外国為替市場でも、顧客の板情報を公開している、そんなサイトがあります。
このように、「オープンオーダー」といって、投資家の指値と逆指値注文がレートごとにどれくらいのボリューム入っているか、視覚的に情報を得ることができます。

左側の「オープンオーダー」は、オレンジ色が投資家の指値注文で、水色が投資家の逆指値注文になります。
詳しく説明すると、以下の図のようになります。


相手が保有しているポジションの価格と量がわかる「オープンポジション」
オープンポジションでは、投資家がすでに保有している含み益・含み損を簡単に把握することができます。

市場のトレンドが出ていて、含み損のポジションが片方に偏っている時などは、想像以上にボラティリティが大きくなったりするので「オープンポジション」もチェックしてみてください。
今現在、相手のポジションがどうなっているか把握することは、トレードにとって有益な情報です。
OANDAのオーダーブックを見る3つの方法
OANDAラボ Webサイト
OANDA Japan株式会社が運営するWebサイト「OANDAラボ」のサイト内でチェックすることができます。
30分毎の更新なので、ウェブで得られるのは少し前の情報であるということに注意してください。
右上の「非累積」を「純額」に変更すると、よりはっきりとオーダー状況が鮮明に見えておすすめです。
MT4用インジケーター
下の画像を見てください。これはドル円のチャートとOANDAのオーダーブックを重ね合わせたものです。
MT4というプラットフォームを使うと、このようにリアルチャートと重ねてオーダーブックを見れるため、おすすめです。

これを見ると、どこにストップロスがあって、どこからが上値が重い・下値が堅いなどを視覚的に簡単に把握することができます。
OANDA社では、口座開設者にこのインジケーターを配布しています。
僕はMT4上にドルストレートの通貨ペアを取引するときは、このインジケーターを表示しながら、取引しています。
マイナー通貨ペアだとこういった板情報も、役に立ちにくいのですが、ドル絡みの通貨ペアは取引量が多いので、OANDAのオープンオーダーはとても役に立ちます。
MT4のインジケーターの方が、ウェブ上でオーダーブック見るより、レートの具体的な位置が分かりやすいし、速報性に優れているので便利です。
モバイル版fxTrade
このオーダーブックは、モバイル上でも表示することができます。
ただし、モバイル版は「オープンオーダー」のみの表示に限られるので、外出先では「OANDAラボ」も組み合わせる良いでしょう。

FXトレードに使うべきは「オープンオーダー」
OANDAのオーダーブックを使ってトレードする際に、一番重要なのは「オープンオーダー」です。

例えば、上記の状況だと現在のレートが「1.12328」です。
1.13付近にオレンジ色の厚い売り注文があることがわかります。
その手前に、水色の買い注文が大きめに入っていますね。
これは、「今より高いレートで買いたい」と思っている投資家がそれなりにいる、という事実です。
なぜ、そんなことをするのでしょうか?この今より不利なレートでの逆指値注文は他の投資家の「損切り」であることが多いです。
つまり、FXトレードにおいて一番に注目すべきは、この水色の部分の「オープンオーダー」といえるでしょう。
大量に逆指値注文がはいっていたら、市場としてはそこを一旦つけにいく可能性が高いです。
為替市場はゼロサムゲームで、市場としては誰かが負けを確定する事によって誰かが利益を得ます。
そして、逆指値注文のたまっているポイントは、トレンドの発生するポイントになる事も多いです。
他のプレイヤーが反対売買(損切り)を迫られるということは、それだけ相場に勢いがつくということでもあります。
オレンジ色の指値注文を見る事も重要ですが、他のプレイヤーの逆指値注文をうまく使いこなせると、トレードがもっと面白くなります。
- 「オープンオーダー」は投資家の指値・逆指値注文のレートとボリュームがわかる
- 「オープンポジション」は投資家がすでに持っているポジションのレートとボリュームがわかる
- トレードには積極的に「オープンオーダー」の情報を使いたい
- 水色の逆指値注文は他の投資家のストップロスで狙い目
「OANDAオープンオーダー」を使ったトレードの実例などは、著書「東大院生が考えたスマートフォンFX」で詳しく紹介しています。