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少子高齢化などや1,000兆円の借金など、日本の将来を悲観する声は少なくありません。
そんな中、全財産を日本円で持つのは非常に危険ですよね?
そんな時によく検討されるのが、外貨預金です。
日本円の一部でも、米ドルやユーロなど外貨にしておけば、日本が破たんしても安心ですね。
しかし、日本の銀行がおすすめしてくる外貨預金は、手数料がとても高く、まったくおすすめできません。
では、日本円を外貨に効率よく換えるにはどうしたらよいのでしょうか?
この記事で、わかりやすく解説していきますね。
外貨預金とは?わかりやすく解説
外貨預金と言うと、難しそうですよね。
かんたんにいうと日本円の貯金を外国のお金に変えて銀行に預けておくことです。
世界には様々な通貨が流通しています。
・世界の基軸通貨であるアメリカの通貨「米ドル」
・流通量世界第2位の通貨を誇る欧州連合の通貨「ユーロ」
その他にも、オーストラリアドルやNZドルや英ポンド、など、各銀行が取り扱う外貨の中から、自由に取引ができます。
比較的高金利なトルコリラや南アフリカランド円などの外貨積立も、日本人にとても人気がありますね。
ここで2017年5月1日時点の、東京三菱UFJ銀行の外貨預金の金利を見てみましょう。
2017年5月1日時点で、1ドル=約112円です。
つまり、3万米ドルを日本円に直すと、112円×30,000米ドル=約336万円になります。
1年定期で米ドルで0.2%、オーストラリアドルで0.3%となっています。
2017年5月1日現在、東京三菱UFJ銀行の普通預金の金利はどれくらいでしょうか?
これを見て分かる通り、普通預金の金利はは年0.001%。
こうやって比べると、外貨預金の金利がとても高いことがわかりますね。
ただし、外貨預金には大きなリスクと、4つのデメリットがあるのです。
円高?円安?為替リスクってなあに?
外貨預金には「為替リスク」が存在します。
為替は世界の市場で常に取引されていて、為替レートは刻一刻と変化しています。
ここで、「円高・円安」をみんなで考えてみましょう。
アメリカに旅行に行ったとします。
さあ、現地でお腹がすきました。
ここで、ハンバーガーを1つ買うとしましょう。
現地でのお店において、ハンバーガーの値段は1個1ドルです。
1ドル=100円の場合、日本円になおすとハンバーガー1つの値段はいくらでしょうか?
ハンバーガーの値段は1ドルなので、1ドル=100円ですから、ハンバーガー1つの値段は日本円で100円になります。
ここで、1ドル=80円になった場合と、1ドル=120円になった場合を考えてみましょう。
1.1ドル=80円になった場合
この場合、みなさんは80円で1ドルを手に入れる事ができます。
ハンバーガーの値段は1ドルなので、日本円になおすと80円でハンバーガーを購入することができました。
さっきよりも20円安く1ドル買えましたね。
つまり、その分だけ円の価値が上がっているから、みなさんは安くドルを買う事ができたのです。
これを、円高・ドル安といいます。
2.1ドル=120円になった場合
この場合、みなさんは120円で1ドルを手に入れる事ができます。
ハンバーガーの値段は1ドルなので、日本円になおすと120円でハンバーガーを購入することができました。
さっきよりも1ドル買うのに20円も高くなってしまいました。
その分だけ円の価値が下がってしまったので、みなさんはドルを高く買わなくてはなりません。
これを円安・ドル高といいます。
こう考えると、円高の時ほど、円の価値が高いので、海外旅行した際に買い物が安くできることがわかりますね。
そして外貨預金は、外貨を取引するので、この円高・円安の影響を受けます。
例えば、1ドル=100円のときに1万ドル預けた場合を考えてみましょう。
円安になって1ドル=110円になったとします。
1万ドルを購入していたので、金利を考えなければ、1万ドル=110万円の価値になります。
円に対して、ドルの価値が上がったので、お金を増やすことができましたね。
では、逆に円高になってしまった場合はどうでしょうか?
もう一度、1ドル=100円のときに1万ドル預けた場合を考えてみましょう。
円高になって1ドル=90円になったとします。
1万ドルを購入していたので、金利を考えなければ、1万ドル=90万円の価値になります。
100万円で購入したのに、90万円の価値しかなくなってしまいましたね。
どうやら円高になると、外貨預金は損してしまう金融商品のようです。
100万円から90万円にお金が10%も減ってしまっては、金利が多少ついたところで取り返せませんね。
このように外貨預金は為替レートの動きに注意しなくては、利益が出ないのです。
外貨を持つことはとてもおすすめ
多くの方は資産の大半を、日本の銀行に預けているはずです。
これは、資産の多くを日本円で所持していることになりますね。
これでは、日本が傾いて円の価値がなくなったときに、自分たちの資産価値が大きく減ってしまいます。
少子高齢化が進行し、1000兆円を超える国の借金。
これからの時代に、日本円だけで資産を持っているのは少し怖いですよね。
外貨預金は、こういったリスクに対処できる金融商品なのです。
しかし銀行の提供する外貨預金には、大きなデメリットが4つ存在します。
外貨預金の4つのデメリットとリスク
外貨預金は、日本円で預金するのに比べて高金利です。
そして、将来日本の先行きが怪しくなった時のリスクヘッジにもなりますね。
しかし、外貨預金には落とし穴があり、まったくおすすめできないのです。
外貨預金がおすすめできない理由を、4つほどご紹介しましょう!
その1.外貨預金は手数料が非常に高い
外貨預金は、手数料が非常に高いです。実際にその手数料を見てみましょう。
下の画像が、東京三菱UFJ銀行の外貨預金の手数料です。
もし、1ドル=100円の時に外貨預金をしたとすると、米ドルに変換するのに、窓口だと1ドル当たり手数料は2円かかることがわかります。
100円のうちの2円が最初から手数料として徴収されてしまうのです!!
これでは最初から2%も負けているのと変わりありません!!
下の画像は、片道約50銭の手数料だった場合です。
それでも、米ドル/円が1円動いて、はじめてとんとんになることがわかります。
金利でこれらの手数料分を取り返そうと思ったら、とても大変ですよね。
しかも、外貨預金を始めた時より円高になってしまったら、さらに損失が拡大してしまいます!!
FXであれば、外貨預金をより低コストで、かつヘッジをする運用も可能になります。
その2.外貨預金には保証がない
日本には、預金者を保護する法律があります。
銀行が突然傾いても、1金融機関1預金者あたりの元本1000万円までと、その利息は保護されます。
しかし、外貨預金はこの預金保護制度の対象外なのです。
手数料も高いうえに、いざとなったら預金も保護されない。
そのような金融商品が外貨預金といえます。
その3.金利が抜かれてしまう
外貨預金は、日本の銀行に普通に預金しておくより高金利で魅力的であることはすでにお話ししました。
ここで金利のおさらいをしてみましょう。
1年定期預金金利(3万米ドル相当未満)
日本円:年0.010%
米ドル:年1.350%
為替リスクはありますが、金利は日本円の135倍。
1万米ドル(約113万円)預ければ、1年後には135米ドル(約1万5200円)の利子がつきます。
しかし、ここで米ドルの政策金利がどれくらいだと思いますか?
2016年5月のオーストラリアの政策金利は2.0%です。
なのに、私たちが銀行で外貨預金を購入しても、1.35%しか利子はつきません。
この差額の、0.65%は銀行にとられてしまっているのです。
外貨預金では、手数料だけでなく、金利の一部まで銀行に持っていかれてしまいます!
その4.24時間好きなときに円に換えられない
外貨預金は、銀行が開いている時間しか取引ができません。
平日の9時~15時にしか、外貨を好きに換えられないのです。
これでは忙しいサラリーマンの方や、相場が急変したときに何もできません。
高額な手数料を払い、預金の保証もされず、金利ごっそりと持っていかれる。
それが銀行の販売する外貨預金なのです!!
外貨を購入するのに銀行の「外貨預金」を使ってはいけません。
私がおすすめするのは、「FX会社を使って外貨を購入すること」です!!
FX会社で外貨預金するメリット
FXは外国為替証拠金取引の略で、FXの取引高は、実は日本が世界で一番なのです。
取引高が多く、多くのお客さんがいるため、日本のFX会社の取引環境は、世界でみてもとても恵まれています。
外貨を取引する際には、銀行を通すのではなく、FX会社を使いましょう。
100万円分の米ドルを購入しても、FX会社なら30円程度しか手数料がかかりません!!
最初から2%近くの20,000円近くの手数料をとられる銀行の外貨預金より、とても優れています!!
FX会社を使えば、為替手数料が安い上に、金利も良く、定期預金みたいに縛りもありません。
そして銀行と違い、24時間いつでも取引可能です。
外貨預金の場合、銀行で外貨預金定期を組んでいるため、受け取り利子分だけを引き出すようなことは出来ません。
しかしFXの場合、金利分であるスワップポイントを、いつでも簡単に引き出すことができます。
さらに、FX会社は銀行の外貨預金と違い、顧客の資産を信託保全しています。
これはどういうことかというと、FX会社が万が一倒産してしまったとしても、お客さんの資産は全額守られるのです。
・外貨預金には保証がない
・金利が銀行に抜かれてしまう
・24時間好きなときに円に換えられない
FXと外貨預金の大きな違い3つ
FX(外国為替証拠金取引)は、外貨預金はよく比較されます。
その具体的な違いを、大きく2つほど学んでみましょう。
その1.レバレッジが使える
FXと外貨預金の大きな違いの1つにレバレッジが使えるかどうかがあげられます。
「レバレッジを使う」とは、簡単に言うとテコの原理のように証拠金を積むことによって、自己資金以上の額を取引することです。
FXの場合、証拠金の25倍まで取引ができます。
例えば、10万円を預けていると250万円分の外貨を買ったり売ったりできるのです。
外貨預金の場合、預けていた金額までの取引しかできません。
FXの方がレバレッジがかけれる分、より少ない元手で大きなリターンを狙うことができます。
金利に対しても、レバレッジがかけられるので、より効率的な運用が可能になりますね。
その2.「売り・買い」両方の取引が可能
外貨預金は持っている日本円を外貨に変える「買い」しかできません。
FXはその通貨が下がると思ったら、誰かから借りてきて売ることができます。
株でいう「空売り」ですね。
「買い」からでも「売り」からでも入れるのがFXの特長です。
外貨預金だと、円高の際に外貨を「買う」取引しかできません。
しかしFXは外貨預金と違い、円高でも円安でもチャンスがあるのです。
外貨預金とは違い、値動きすべてがリターンをだすチャンスにもなりえます!
基本的に、好景気の時に円安になる傾向があります。
外貨預金では、上昇相場でしかチャンスがありませんね。
しかしFXなら不景気の時でも、円高の流れに乗ってポジションをとることで利益を出すことができます!
その3.外貨預金に比べて圧倒的な低コスト
外貨預金では、米ドル/円の取引をおこなうのに、片道25銭のコストがかかることがわかりました。
窓口を通じた両替では、往復1円もの手数料がとられてしまいます(円→米ドル→円で往復)
それに比べて、FXでのコストはFX会社にもよりますが、スプレッドの0.2銭。
銀行の提供する外貨預金とは、違って大きなコスト削減ができることがわかります。
外貨を取引して、リターンを狙うのであれば、少しでもコストが安い方がいいはずです!
銀行と違ってFXは証拠金取引なので、現物でドルを使うといったことはできません。
しかし、純粋に外貨差益を追求するならば、外貨預金に比べてコストの安いFX一択だと思います。
・「売り・買い」両方の取引が可能
・外貨預金に比べて圧倒的な低コスト
実際に僕が使っているおすすめのFX会社紹介
ここまで、FXの紹介をしてきましたが、実際どのFX会社で取引をすればいいのかが問題ですよね。
ご安心してください(笑)
「おすすめのFX会社」は他の記事にまとめているので、参考にしてください。
ここまでの記事を読んで、FXの方が、外貨預金よりも優れていることが分かって頂けたと思います。
デフレ脱却が迫る今、外貨投資は欠かせません。
FXは5万円もあれば始められますし、少額からまずは外貨投資に挑戦してみてはどうですか?
口座開設するだけならお金は一切かかりませんし、かかるお金は、取引した時にかかる手数料のみです。
低コスト・レバレッジ・24時間取引可能・売りも買いもできるなど、メリット多彩のFX。
今回で、FXが外貨関連の投資商品の中で、ずば抜けて有利な金融商品であることが分かって頂けたと思います。
これからは、外貨投資に積極的に目を向けていきましょう。