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目次
- FXと株の違い一覧表!まとめてみました
- FXと株|向き不向き検証します
- FXと株の違い!きちんと理解をするためのチェックリスト
- 1.【投資先】株は企業が倒産した場合どうなるの?
- 2.株は4,000種類!FXは20種類”選びやすさならFX!
- 3.【相場変動要因】FXも株も、ニュースを見る必要がある?
- 4.【収益タイミング】実は、FXは不況でも利益が出るチャンスがあります
- 5.【値動きの幅】株の値動き(ボラティリティ)はFXに比べて大きい
- 6.【売買以外での利益】FXは毎日スワップポイントがつきます
- 7.【手数料】株とFXどっちが安いでしょうか?
- 8.【レバレッジ】FXは元手の25倍まで、株は3.3倍まで取引可能
- 9.【取引時間】忙しい人は、24時間取引のFXがおすすめ
- 10.【必要最低資金】1万円以下から始めるFX、最低数十万円必要な株式取引
- 11.【課税】株もFXも利益に税金がかかります
「投資をしてみたいけど、どの金融商品が良いのか分からない」「FXと株はどんな違いがあるの?」と思ってる方多くないですか?
この記事では、実際にFXと株を徹底比較し、それぞれに向いている人を解説していきたいと思います。
FXと株の違い一覧表!まとめてみました
まずFXと株大きく異なる点は、FXは売買する対象が「国の通貨」に対し、株式投資は「企業そのもの」であるという点です。
FX | 株 | |
---|---|---|
投資対象 | 通貨 | 企業 |
投資対象の数 | 少ない (主要FX会社で20前後) | 多い (東証一部だけでも約2000社) |
変動要因 | 金融政策や経済政策など | 企業業績 |
収益のタイミング | 上昇下落どちらでも良い | 基本は上昇 (信用取引の場合は下落の場合も含まれる) |
値動きの幅 | 年間数%~10数% | 年間数%~数百% |
売買利益以外の 利益 | スワップポイント | 株主優待・配当金 |
取引コスト | なし (スプレッドのみ) | 手数料がかかる |
金利の受取頻度 | 毎日 (スワップポイント) | 月1回 (貸株金利) |
レバレッジ | 最大25倍かけられる | 信用取引で最大3.3倍まで |
必要資金 | 数千円~ | 数万円~ |
取引時間 | 土日をのぞく24時間 | 平日9時から15時まで (昼11:30から12:30をのぞく) |
取引時間 | 申告分離課税 (ほかの先物との損益通算可能) 20.315% | 特定口座で 源泉徴収ありも選択可 20.315% |
FXも株式も金融商品なので、投資の1つではあります。
FXでは世界各国の情勢であったり政策金利など、経済指標の影響によって為替が変動するんですね。
この為替の変動を使って、利益を出そうとするのがFXです。
その為、世界経済の流れを追うマクロ的視点が必要になり、株では企業の業績や見通しをするミクロ的な視点が求められています。
そして、メジャー通貨といわれる取引量が多く安心してトレード可能な通貨は8種類ほどです。
株式投資は、日本企業だけで4,000社を超えるなど投資対象の数にも大きな違いが見られます。
必要資金に関しても、FXは数千円~数万円が可能であるのに対して、株では数十万円~といったように様々な項目で違いがあるのが分かります。
果たして、何を基準に選べば良いのでしょうか??
ここから、FXと株式投資それぞれに向いている人の紹介をしていきたいと思います!
FXと株|向き不向き検証します
FXと株はどちらが良いかは、トレードをする条件や性格・余剰資金などさまざまな条件があるので、一概にはいえません。
ただ、FXの方がレバレッジをかけて短期的な収益を追求する傾向があるので、はやく投資の結果をだしたい人にとってはいいでしょう。
その理由に対して、詳しく解説していきたいと思います!
FXに向いている人って?
- 銘柄を選ぶのが面倒な人
- 投資資金が少ない人(少額からできる!)
- 日中よりも、夜に時間が取れる人
- 投資をやったことがない人
FXは、株の取引と比べると、少額で取引を始めることが出来るというメリットがあります。
株式投資は、最低でも数万円から数十万円程度の資金が最初に必要になります。
しかし、FXは初期投資が数千円からの少額で、取引を始めることができ、失敗した時の損失も少額に抑えられる可能性が高まるんですね。
また、株式投資の場合、投資する対象の数が日本企業だけで4,000社もあります。
銘柄が多すぎて、どれに投資していいか迷ってしまう人も多いんですね。
FXの場合は、米ドル円やユーロドル、ポンドドルなど主要通貨から考えていくと約8種類ほどです。
そのため、取り組みやすいというメリットがあります。
株に向いている人って?
- 銘柄を選ぶのが特意な人
- 数十万円~の投資資金が用意出来る人
- 平日の日中に時間の余裕がある人
株は、上場企業数自体が4,000種類ほどあるので、選ぶのが少し大変です。
また、株式は100株単位とはいえ、1つの銘柄を買うのに50万円以上資金が必要な場合もあるので、ある程度資金に余裕がある人が望ましいです。
どちらかというと株式投資は初心者ではなく、中級者向けの投資と言えますね。
FXと株の違い!きちんと理解をするためのチェックリスト
もしまだFXについて知らない方は、まずは以下の記事を読んでみてください。
1.【投資先】株は企業が倒産した場合どうなるの?
FXは「外国為替証拠金取引」と呼ばれているように国の通貨に対して投資を行います。
一方で株式投資は、企業が発行する株式に対しての投資になります。
FXは国の通貨に投資をするので、国が破綻しない限りその通貨の価値がゼロになることはないでしょう。
先進国の通貨を売買していれば、なかなかそんな事態には遭遇しなさそうです。
しかし株式投資は、その企業が倒産してしまえば、価値がゼロになってしまいます。
2.株は4,000種類!FXは20種類”選びやすさならFX!
日本のFX会社では、投資対象は20種類ほどに対し、株の場合は投資対象の数は上場している企業の数だけあるので、FXと比較するとかなり数が多いです。
FX取引でできる通貨ペアはそこまで多くなく、メジャーな通貨ペアに限って言えば8種類ほどでしょう。
8種類程度なら、きちんとニュースを追うこともできて、問題なさそうです。
3.【相場変動要因】FXも株も、ニュースを見る必要がある?
FXは政策金利動向や世界情勢などマクロ的な要因で、為替が変動するのに対し、株の場合は、企業の業績や業界の勢いなどミクロ的な要因で株価が変動します。
FXをやっていると好景気や不景気の流れに詳しくなります。
そのため、これらの知識は株式投資にも活かすことができます。
一般的に、好景気ほど株価は上昇するので、FXで培ったマクロな知識は確実に他の投資をする際にも役に立ちます。
4.【収益タイミング】実は、FXは不況でも利益が出るチャンスがあります
株の場合、一般的には現物取引が主流です。そのため、主に上昇相場でしか利益を上げられないことが多いです。
FXは、証拠金取引なので上昇相場でも下落相場でも利益を上げることができる点が優秀ですね。
5.【値動きの幅】株の値動き(ボラティリティ)はFXに比べて大きい
FXは1日で値が大きく値動きがあることは凄く稀です。
1日にだいたい1%程度で、動かないときはほとんど動かないんですね。
対して株は、値動きの幅が広く、とくに新規上場の銘柄の場合、10%以上変動したりします。
FXのドル円で1日2~3%動けば、かなり大きく動いたとみなされます。
過去にあった記憶に新しい事例を出すと、2016年6月のEUのブレグジット騒動の時は、8円以上も動き、大混乱となりました。
リーマンショックのときでさえ、1日の最大の値幅は7円前後であり、変動率は約7%です。
一方、株の場合は企業の決算内容によっては一気に10%以上下することも多くあります。
特に、流動性の低い銘柄などはかなり値動きの幅が広いので、FXの比ではないほど価格変動がおきます。
しかし、FXはレバレッジをかけずに取引をした場合値動きの幅は株に比べると緩やかですが、レバレッジを高くかけた場合の値動きは株以上の変動をするときもあります。
6.【売買以外での利益】FXは毎日スワップポイントがつきます
FXと株は、売買の利益以外で獲得できる利益に違いがあります。
それは、FXではスワップポイントといって、二通貨間の金利の差をもらうことができます。
株式投資では、配当金や株主優待といって、売買益以外にこういったものを得ることができます。
7.【手数料】株とFXどっちが安いでしょうか?
FXと株の手数料は、どちらが安いとは一概に言うことは出来ません。
FXでかかるコストは、現状スプレッドのみである会社が多いというのが現状です。
スプレッドはFX会社によって異なるため、なるべくスプレッドが狭いFX会社を選ぶと取引コストを抑えることができますね。
株の場合、FXと異なり取引手数料をとる場合がほとんどです。
しかし、ネット証券の登場によって、株式投資の手数料もどんどん下がっています。
このあたりの手数料は、売買頻度や投資スタイルによって変化するため、なんとも比較しづらいところがあります。
8.【レバレッジ】FXは元手の25倍まで、株は3.3倍まで取引可能
株式投資は信用取引といって、「保証金」を担保に差し入れることで、元本以上の大きな取引ができる仕組みがあります。
株式の信用取引時のレバレッジは3倍程度になります。
一方FXも、レバレッジといって元本以上の取引をすることが可能です。
国内でのFXの場合は、証拠金の最大25倍まで取引が可能です。
9.【取引時間】忙しい人は、24時間取引のFXがおすすめ
FXの場合は、通貨の売買ですから、世界のマーケットが開いている平日24時間取引可能です。
一方株の場合、日本株の売買ですと、平日9時から15時(昼11:30から12:30をのぞく)と制限された時間帯での取引時間になります。
FXは取引時間が長いことと、日本時間夕方から夜にかけて大きく動く傾向があるので、忙しい人でも取り組みやすい傾向があります。
10.【必要最低資金】1万円以下から始めるFX、最低数十万円必要な株式取引
FXの場合、1万円の資金で取引が可能であるのに対して、株は最低でも数十万前後の資金が必要になります。
FXはレバレッジをかけられることもあって、少額から取引が可能になるというのが利点です。
投資資金が少ない方でも、気軽にチャレンジできるのはFXの魅力の1つかもしれません。
11.【課税】株もFXも利益に税金がかかります
FXと株式投資はどちらも、利益が出た場合には、その利益に対して税金がかかってきます。
FXの場合は、年間20万円の利益を超えると、利益に対して20.315%の税金を納めなくてはならず、もちろん確定申告も必要です。
一方株式投資の場合も、株式投資で得た利益に対し、20.315%の税金がかかります。
株式投資とFXは、税金のカテゴリーが異なるため、「損益通算」はできません。
そのため、両方の投資をやられている方は、出口戦略である税金を気にかけて投資を行ってください。
- FXは国の通貨を売買して、為替差益を狙います
- 株式投資は、企業そのものを売買して、利益を狙います
- FXはメジャー通貨8個程度から投資対象を探すのに対して、株式投資は日本株だけで4,000社ほど
- 株式投資は最低数十万円必要なので、少額からはじめるならFXの方がいい
投資を始めるなら、まずは余剰資金で好きな方に取り組んでみるのがいいですよ。