2018年5月23日、日本時間早朝、トルコリラ円が急落して日本人のロスカットを発生させたようです。
トルコリラ/円が一時、22円台まで急落。
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— 井口稔@ザイFX!編集部 (@Neko_Iguchi) 2018年5月22日
【悲報】トルコリラ円でスワップ生活、1円のスワップのもらえずに9時間でロスカットされる pic.twitter.com/Tf3m2ihfC7
— 小野です@病み垢 (@damage2525) 2018年5月23日
USD/TRY最高値更新もTRY/JPYも最安値更新と、トルコリラ安が止まりません。
トルコリラ ヤバ過ぎるwww
スワップ金利生活、そろそろ底打ち、と言われ続けた結果がコレԅ( ˘ω˘ ԅ)TRY/JPY 過去最安値更新
USD/TRY 過去最高値更新トルコ安止まんねぇええԅ( ˘ω˘ ԅ) pic.twitter.com/buBR0xfYb9
— EXニート( ੭˙꒳ ˙)੭JPY (@MBNeet25) 2018年5月23日
現在、米長期金利は3%を超えてきて、新興国→アメリカへの資金回帰が止まりません。
新興国の通貨である「アルゼンチンペソ」も今年に入ってから、暴落し続けています。
2018年始点でのドル円と高金利通貨の比較チャート。
黒がドル円 -2%
赤がランド円 -2.4%
緑がメキシコペソ円 -1.3%
黄色がトルコリラ円 -19.21%
青がアルゼンチンペソ円 -26.4%下2つは真っ逆さまですね。よくわかります。#ドル円 #トルコリラ #アルゼンチン pic.twitter.com/yf87cvNQij
— 赤坂@株,FX,BTC (@akasaka_fx_btc) 2018年5月22日
トルコリラは4月に利上げを行い、政策金利は13.5%になりました。
しかし、資本流出は止まらず、トルコリラ円は最安値を更新し続けています。
米国の投資家は、ドル安の時には海外への投資を積極的におこないますが、ドル高になると、海外のお金を米国に戻します。
トランプ当選以降、米国のダウ平均株価は急上昇していて、ポートフォリオとしてこうした米国株を増やす動きなども関係しているようです。
過去の通貨危機はアメリカが利上げし始め、その後でも好景気(ドットコムブームなど)が続いてマネーがアメリカに逆流したときに起きている。 pic.twitter.com/rBBljazSUy
— 広瀬隆雄 (@hirosetakao) 2018年5月23日
トルコでは6月24日に大統領選と国会議員選が予定されています。
まだまだ中東情勢もありますし、大統領選も控えているいま、積極的にトルコリラを買いにいく理由はありません。
トルコリラ円は、現在ドル円は110円台で推移しているにも関わらず、現在この価格です。
ここから金利上昇を発端とする、世界的な株安をはじめとするリスクオフが到来し、クロス円が崩れた際には、もう一段の下落があると思われます。
日銀の出口戦略も控えているので、数年以内にどこかで大きく円高に振れる局面はありそうですね。
長期で考えれば、まだトルコは人口ピラミッド構成もよく、人工ボーナス期に該当するので、投資価値があるかもしれません。
地下資源も豊富にあるようなので、数年後スワップ狙いで投資するのは面白いかもしれません。
【ローザンヌ条約】
トルコリラ投資家最後の希望。
1923年WWⅠで敗戦国となったトルコが連合国側に押し付けられた条約。「今後100年間地下資源を開発しない」という密約が存在、トルコはそれを律儀に守っているとの噂。トルコの周辺には黒海始め豊富な資源が眠っているとされている。解除は2023年。— ミキ・プラチナ (@MIKI_Platinum) 2018年5月23日
2018年現在、「スワップ投資は危ない局面だよ!」ということで簡潔にまとめてみました。