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投資というと、割安なものを買って、割高になったら売る。
そういうイメージが強いですよね。
FXにおけるトレードとは、基本的に投機を指すことが多いと思います。
投機をおこなう以上、そこにボラティリティ(値動き)がなければ話にならないですよね。
その値動きの加速度を測る指標として、便利な「VIX」(Volatility Index:ボラティリティ・インデックス)というものがあります。
この「VIX」は、投資家恐怖指数ともいわれています。
恐怖指数(きょうふしすう、英: volatility index, VIX)とは、シカゴ・オプション取引所(英語版)(CBOE)が、S&P500を対象とするオプション取引のボラティリティを元に算出、公表している指数。数値が高いほど投資家が相場の先行きに不透明感を持っているとされる。通常は10から20の間で推移する。1993年より発表されるようになった。
Wikipediaより引用(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%90%E6%80%96%E6%8C%87%E6%95%B0)
このVIX指数は、数値が大きくなると、株価が大きく下落して、大きくリスクオフに傾く傾向があります。
VIX指数の数値を、12の平方根、つまり約3.46で割ると、今後30日間のNY株式指数S&Pのボラティリティを他のトレーダーがどう見ているか、わかるというわけです。
引用:https://japanese.spindices.com/documents/smarticle/spdji-vix-booklet-jp.pdf
ここ最近ですと、2018年2月5日NY市場で米国債金利上昇をきっかけに、恐怖指数VIXが急上昇し、株価下落によってさらにVIXが上がり、株価下落という無限ループに陥った結果、ダウ平均株価が1175.21ドル(4.6%)と過去最大の値幅で急落しました。
つい先日の2018年10月10日もNYダウは832ドル安と、大きな下落を見せた時に、このVIX指数は上昇しています。
リスクオフであれば、FXの場合、資源国(オージー、キウイ、カナダ)などが売られやすく、日本円が買われる傾向があります。
こういったVIX指数をFXのトレードにうまく活かせば、リスクオフマーケットにおけるトレードはやりやすくなるでしょう。
VIX指数は、世界の株価(http://sekai-kabuka.com/)でみると、株価や米金利などと同時にみれるので、トレードがやりやすいと思います。
このVIX指数は、シカゴオプション取引所に上場しています。
シカゴオプション取引所の取り引き時間は、標準時間:午後5時~午前6:15、夏時間:午後4時~午前5:15となっています。
- 米株価指数S&Pが今後どう動くのかボラティリティが予想がしやすい
- 一般的にこのVIX指数の数値が高くなるとリスクオフになりやすい
- リスクオフでは世界的に株価指数は売られる
- リスクオフでは資源国通貨が売られ日本円が買われやすい
VIX指数をもとにした株価指数トレードの実例
VIX指数自体は、株価指数のボラティリティを示すものです。
なので、FXを取引するより、素直に株価指数を売るほうがやりやすいかもしれません。
現在の為替相場は、ドル円もレンジでボラティリティが少なく、トレーディングを楽しみたい方は、株価指数を選択するとよいかもしれません。
株価指数のマーケットは一日で平気で4~5%動く日もあるので、ドル円でいうならば一日で4~5円乱高下するようなものですね。
取引をする際には、資金管理をしっかりしたうえで、取引しないと一瞬で元本がなくなってしまうボラティリティです(笑)
僕自身は、ドル円をはじめとする円建ての通貨ペアをみながらリスクオフ方向にトレードしています。
そして、それと同時に株価指数のトレードもおこなっています。
最近の日経225のトレードを、参考までに載せておきます。
先週は日経225の売りを、23100の指値で一旦手放してしまったのが痛かったですね ( ;∀;)
先週の日経225CFDによる取引は、+918万2350円でした。
トレードをおこなうにあたっては、ボラティリティの高いものを選択したほうが効率がいいので、ドル円と同時に日経225のCFDを取引しています。
VIX指数をもとにトレードするなら、S&P500をトレードするのが本来いいのですが、為替が主戦場なので、ドル円のレートと相関性の高い日経225をよく触っています。
米株は、値動きが読みづらく、情報が日本語で手軽に手に入る日経225の方が、日本人の皆さんには馴染みがあって、取引しやすいと思います。
TwitterなどのSNSを使うと、歴戦の株トレーダーたちの動向がわかるので、個人的にはとてもやりやすいです。
NYダウを取引してもいいのですが、NYダウは30種の銘柄からなっているため、ノイズが大きく、個人的にはとてもやりづらかったです。
S&P500の方が、500種類の銘柄から構成されるため、米株全体の買い圧力・売り圧力を測るには最適でしょう。
そして、現在の金融市場は、アメリカの株価の影響がとても強いので、FXトレードをおこなう際にも、アメリカ株は注視する必要があります。