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田畑昇人のFXブログ

【書評】ゾーン 最終章

FX , 書評   

ゾーン 最終章──トレーダーで成功するためのマーク・ダグラスからの最後のアドバイス

名著である「ゾーン」の最新刊が出ていたので、目を通しました。

とてもいい本だったので、紹介しようと思います。

前著は、日本語訳に難がある部分が多かったのですが、今作はそれが改善されており、読みやすいです。

ゾーン 最終章──トレーダーで成功するためのマーク・ダグラスからの最後のアドバイス (ウィザードブックシリーズ)
マーク・ダグラス ポーラ・T・ウエッブ
パンローリング (2017-08-12)
売り上げランキング: 1,169

 

内容紹介
1980年代、トレード心理学は未知の分野であった。創始者の一人であるマーク・ダグラスは当時から、今日ではよく知られているこの分野に多くのトレーダーを導いてきた。

彼が得意なのはトレードの本質を明らかにすることであり、本書でもその本領を遺憾なく発揮している。

そのために、値動きや建玉を実用的に定義しているだけではない。市場が実際にどういう働きをしていて、それはなぜなのかについて、一般に信じられている考えの多くを退けてもいる。

どれだけの人が、自分の反対側にもトレードをしている生身の人間がいると意識しているだろうか。

また、トレードはコンピューター「ゲーム」にすぎないと誤解している人がどれだけいるだろうか。

読者はトレード心理学の大家の一人による本書によって、ようやく理解するだろう。

相場を絶えず動かし変動させるものは何なのかを。

また、マーケットは世界中でトレードをしているすべての人の純粋なエネルギー――彼らがマウスをクリックするたびに発するエネルギーや信念――でいかに支えられているかを。

本書を読めば、着実に利益を増やしていくために何をすべきか、どういう考え方をすべきかについて、すべての人の迷いを消し去ってくれるだろう。

 

印象に残ったこと

・着実な成果をあげるためにはプロのように考える必要がある

プロと同じように考えられたら、プロと同じようにトレードすることができる。

そして、プロと同じようにトレードできれば、長期にわたって着実に利益を上げ続けられることができる。

 

・他の職業で成功するための原則の多くは、トレードでは役に立たない

成功するための原則、例えば、確実に勝てるという確信を得るために状況を分析することや、リスクを取り除いて間違いがない状態にすること、時間をかけて懸命に働くことなどはすべて、日常生活で目的を達成するのに役立つ方法だ。

しかし、奇妙で理解に苦しむかもしれないが、成功のためのこうした一般原則は、トレードで利益を上げるには実は逆効果なのだ。

 

・相場分析は着実な成果を上げるカギではない

プロは自分が正しいという確信をもってトレードすることはないし、トレードをすることを正当化するために、自分を納得させようと頭をひねることもない。

プロは分析したら、自分が正しいと思うのではなく、正しい可能性が高いと思うだけだ。

 

・なぜ通常の考え方や信念は非常に危険な間違いに至るのか

分析をして確実に勝てると思って仕掛けた以上、考える過程から損をする可能性を排除してしまう。

トレードがうまくいっていないと気づくためには、トレードがうまくいかない可能性もあると純粋に信じている必要がある。

実際、知識不足の人がトレードで犯す最も重要な過ちは、支払う可能性があるコストを仕掛ける前に定義していないことだ。

 

・プロトレーダーとほかの皆の最も大きな違い

プロは相場がどう見えようと、リスクは決してなくならないと知っている点だ。

 

・「分析をしたので、自分は正しい」という考えを持ちつつ動くことのマイナス面はなにか

ドローダウン(資産の最大下落幅)が破壊的なほど大きくなりやすい。

ドローダウンが大きすぎるか破滅的になるときは、ほとんどの場合、自分の分析が正しいとわかっているから相場がどう動くかがわかる、と信じて行動したからだ。

「心理がもたらす破滅的なドローダウン」を被りやすいうちは、着実に収入を得ていくことはできない。

 

・トレードは勝ち方が重要

長期にわたって着実に成功するためには、相場がどう「動く」かを正しく予測するために分析するのだ、と気づいた人が最終的には成功するのではない。

相場がある方向に「動く可能性がある」ときに、何をいつすべきかを知るために分析をするのだ、と気づいた人が成功するのだ。

 

・偉大なアスリートがやっていること

成功するために身体面で「すべき」ことや、精神的に「どういう状態であるべきか」を正確に知ろうと情熱を傾ける。

アスリートを目指す人はだれでも、身体的スキルを磨くことの重要性を理解している。

しかし、最高のアスリートと他の選手をわけるのは、その人の精神的スキルの質である。

そして、偉大なアスリートは、自分は成功できるという揺るぎない信念を持っている。

結果にかかわらず、最善を尽くせば、その結果に対して後悔することはない。

どんなに努力しようと、結果には様々な外的要因が影響することを知っているからだ。

 

・トレーダーとして必要な3つのスキル

①客観的な認識

恐れや盲信や幻想に影響されない見方で、マーケット情報をとらえる方法を学ぶこと。

②シグナルの確実な執行

心が傷ついて大損につながるような誤りを犯さずに、分析から得られたシグナルを執行できるように、自分に有利な確率の法則に任せられるようになること。

③冷静な資産の積み重ね

成功を自ら否定する信念や浮かれ気分がもたらす悪影響を認識して、それを正す方法を学ぶこと。

 

・「私はギャンブルをしている」という信念を採用する視点

自分はギャンブルをしているという信念をとりいれたら、正しいか間違っているかという観点からではなく、確率の観点から予測をとらえることが可能になる。

本当にわからないと思っていることは、間違えようがないからだ。

自分はギャンブルをしているという信念をとりいれたら、トレードがうまくいかなくても、その負けを通常意味する観点からとらえることはない。

そして、分析から導いた予測と相場の動きが異なっても、通常なら負う責任を負うことはない。

 

・誤りを犯すことなくトレードするということ

するべきことを、するべき正確なときに、自分の分析から予測が得られるたびに、実行できなければならない。

最高のトレーダーが間違えても恐れないのは、個々のトレードで予測が当たることが成功のカギではないという信念で動いているからだ。

うまくいかないトレードで支払うのは事業経費なのだ。

 

精神面や確率的な考え方の記述が多いですが、トレーダーとして成長するのなら必読の本です(^^♪

ゾーン 最終章──トレーダーで成功するためのマーク・ダグラスからの最後のアドバイス (ウィザードブックシリーズ)
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