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田畑昇人のFXブログ

【書評】ロンドンFX

FX , 書評   

ロンドンFX

 

最近発売した「ロンドンFX」。

久しぶりにいいファンダメンタルズよりの本を読みました。

松崎美子プロフィール
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

 

「ロンドンFX」という書籍名の通り、筆者の松崎さんはロンドンでバリバリの為替ディーラーとして働いた経験がある本物のトレーダーです。

僕は普段テクニカル主体で取引していますが、非常に勉強になりました。

印象に残ったことを、以下にまとめておきます。

 

印象に残ったこと

・各通貨の取引量に注目しよう

まずはじめに目につくのは、通貨や通貨ペアごとの取引高が書いてあり、「ユーロドル」や「ポンドドル」が如何に魅力的な通貨ペアであるかを示してくれています。
日本人だと、日本円絡みの通貨ペアで取引される方が多いでしょう。

しかし、世界の主要な市場ではユーロドルが、全体の取引の25%を占めています。
流動性が厚い通貨を取引することは、ポジションを取る時も出る時も、プライスが飛ぶリスクが少なくなるため、収益をロックすることが容易になります。

 

・これからの取引で「とりあえず円」はやめよう

FXで収益をあげるためには、効率よく収益が上がる通貨を選ぶ必要があります。

FXは相対取引です。
ある通貨を買うということは、ある通貨を売る取引をしなくてはなりません。
どの通貨が上がりやすくて、どの通貨が下がりやすいのかを把握するには、ファンダメンタルズ分析が一番です。

ファンダメンタルズ分析で、金融市場の大きな流れを予測し、テクニカル分析で建値・利益確定・損切りを行っていくことによって、効率的なトレーディングを行うことができます。

 

個別の通貨が今どういう状態にあり、ここからどう動く可能性があるのかを考えるのがファンダメンタルズ分析です。
ファンダメンタルズ分析をする際には、国家の方針を抑えましょう。

通常のマーケットで注目されるのが、国策に基づく政府の財政政策と中央銀行の金融政策です。
ファンダメンタルズ分析では、各国中央銀行の政策金利の変更に関する動きをチェックすることは欠かせません。

そして、たった1つの経済指標でマーケットのトレンドが変化することはほぼあり得ません。

 

・注目すべき指標「インフレターゲット」

アメリカを初めとした、各国の雇用状況に注目するのはもちろんですが、それ以外にもインフレターゲットにも注目しましょう。

インフレとは物価上昇率のことです。
インフレターゲットとは、「中央銀行がこの水準を目指して、金融政策を調節する」という意思表示なのです。

物価の変化に注目することで、その先に起こる中央銀行のアクションを予想することができます。

 

・国の信用力で決まる長期金利にも注目

政策金利は中央銀行が金利調節でコントロールできますが、長期金利を決定するのは中央銀行ではなく、債券市場です。
国債を買ってくれる投資家や、外貨準備金の一部として購入してくれる他の国の中央銀行が参加する債券マーケットでの評価が、長期金利を決定するのです。

国債の利回り(長期金利)は、中央銀行ではコントロールできず、マーケットが決めるものなのです。

 

・どのようなプレイヤーが主体なのかを推測する

マーケット参加者を大きく分けると、投機筋と実需があります。
投機筋は、ポジションをとって利ざやを稼ぐのを目的としています。

なので、最終的には反対売買を行って、利益を確定しなくてはなりません。
投機主体の動きは長期的には一方方向に進みにくく、どこかで反対売買の動きで弱まることがあります。

 

一方、実需は輸出入などの通貨決済としての為替の動きです。
実需に反対売買はありません。

こうして考えると、実需は反対売買されないので、マーケットの底を支えた大きな方向に寄与しますが、短期的な動きは投機の動きに左右されやすいということになります。

 

このようにプロのディーラーがどのような視点でトレードしているのかがわかる、良書です。

「ファンダメンタルズがわかると、トレードがもっと楽しくなる!」
そんな風に思わせてくれる本でした♪

ロンドンFX

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