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田畑昇人のFXブログ

【書評】デイトレード(日経BP社)

FX , 書評   

デイトレード

デイトレード

デイトレード

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オリバー ベレス グレッグ カプラ
日経BP社
売り上げランキング: 9,061

 

書籍のタイトルが、「デイトレード」

短気トレーダーを志す者にとって、必読の書でしょう

古典的な手法から、最も重要なメンタル面まで。

勝てるトレーダーには、損失をコントロールし、自らを律する必要があると何度も説いています。

何度も読み返して、自らの血と肉にしたい本が、この「デイトレード」です。

 

 

印象に残ったこと

■ チャートは嘘をつかない

テクニカル分析のチャートは、マネーの動きをグラフ上に表示したものに過ぎない。
チャートの特長は、それが事実であるということである。

チャートは嘘をつかない。
売り注文を出すたびに、チャートには反映され、出来高がその売り注文の大きさを明らかにする。

値動きは、欲望と不安と恐怖のいずれかの感情に基づいている。
マーケット参加者がの大半が欲に支配されている間、株価は上昇する。
これが強気相場である。

逆に、大半の人々が恐怖に支配されている時には株価は下落し、弱気相場となる。

人々が不安になっている時、様子見気分の時は、短期的には方向感が無くなり、レンジ相場になる。

 

■ まず知識を求めよ、利益はその次である

たいていの人々は、人生の大半をほとんど価値がなく、取るに足らない物事にとらわれて過ごしている。

常に、最初に知識ありきではなくてはならない。
抜かりのないトレーダーであるには、知識欲を利益に対する欲望よりも、優先しなくてはならない。
一時的な利益を犠牲することにしてでも、知識を追求することによって、トレーダーは近い将来、これまで見たことも無いような利益を上げることができるようになる。

 

■ なぜ短期の時間軸が最も安全なのか

デイトレーダーで良かったと思う瞬間は、マーケットが非常に困難な時である。
長期のアプローチは、マーケットがパニックになった時に、真のテストを受ける。

マーケットが混乱時には、短期のプレイヤーが有利である。
すばやいトレーダーは、いかに状況が悪化しても、日ごとにそれを受け入れることができるからである。

 

■ ギャンブルかトレーディングか

トレーディングは、人間が最も興奮する行動の1つである。
トレーディング初心者が失敗する要因は、「ギャンブルと職業としてのトレーディング」を区別できないことである。

勝つためには、生き残らなくてはならない。
賢く取引すれば生き残り、ギャンブルをすれば、死ぬのである。

大きく儲けたいという欲望は、換言すればギャンブルは、初心者トレーダーの代名詞である。
真のプロは、小さくても確実な利益を求めるのである。

 

■ 大衆は長期にわたって勝ち続けることはできない

金融市場は、大多数に利益を与えるようにはできておらず、その結果、株価が調整される際に、典型的な投資家(多数派)が駆逐される一方で、優れたトレーダー(明らかに少数派)は生き残る。
プロは平均的な投資家を、間違ったサイドに追い込むことに秀でている。
初心者が買いたい時は、プロが売りたい時なのである。

トレーディングというゲームは、少数派と多数派の、優れた者と無知な者の、そして持てる者と持たざる者の間の恒常的な戦いである。

 

■ ポジションの取り方でトレーディングの8割は決まる

プロのトレーダーは、ポジションの取り方でトレーディングの8割は決まる。
トレーダーとして抱える問題の大半は、ポジションをとるタイミングの悪さに起因するものがほとんどである。

不適切なポジションの取り方により、勝てる取引を負けにしてしまうことがあり得る。

 

■ 取引で成功するためには、人間性を捨てなければならない

連勝して利益が出ると、トレーダーは満足し、感覚の合うマーケットに対して気を抜いてしまう傾向がある。
マーケットで毎日戦っているデイトレーダーにとって、「快適さ」は敵である。

心理学者によれば、創世の頃から人間は最も難しいものであり、間違った行動は容易なものであると認識してきた。
これは人間が快楽を追求し、苦痛による不快感を避けるようにできているからである。
正しい行動はしばしば苦痛を提供し、間違った行動はしばしば一時的な快楽を提供するのである。

 

■ トレーダーの成功を測る真の尺度

とあるプロボクサーが、かつて言った言葉がある。
「上昇気流にある者は、誰でもヒーローになれる。
男の本当の価値は、何一つうまくいかない時に、それでも前に進む根性があるかどうかだ。」

彼の言葉は、トレーダーが成功するための条件のエッセンスでもある。
頻繁に損失を被り、失敗し続けている最中に、前に進み続けることができることが非常に困難であることは、ごく自然なことである。
こうした損失の真っ最中に、水面下でトレーダーとしての進歩や成長が生じていると認めることは、さらに難しいことである。
しかし、地上に花を咲かせる前に、植物が地下に根を伸ばしているように、トレーダーはまず内面から成長するのである。

失敗する度に、這い上がる決意があり、困難が生じる度に、不屈の精神を持って立ち向かうトレーダーにしか進歩はない。

継続しなければ、勝つことはできない。

 

■ 株式ではなく、人を取引する

トレーダーは、株式ではなく人を取引するということを決して忘れてはならない。

株価は自ら動くことができず、人々の認識によって決定される。
そして、人々の認識は、感情によって支配される。

株価が大きく上下にぶれるのは、こうした感情、特に欲望と恐怖によるものである。

 

■ 前向きな考えが違いを生む

トレーディングで勝つためには、3つの要因がある。
それは意識(mind)、手法(method)、そして資金(money)である。

3つのMはそれぞれ重要であるが、中でも「意識」が最も重要である。
なぜならば、勝とうという意識、平静な精神状態、そして適切な意識付けがなければ、非の打ち所がない手法でも、損失を招くことがあるからである。

 

■ 小額の損失・熟練したトレーダーの証

マーケットで損失を被ることは、決して心地よい体験ではない。
しかし、すべての知的なトレーダーは、損失がトレーディングにはつきものであることを認識している。

実際、トレーダーの成否のほとんどはいかに損失を排除するかではなく、いかに損失をコントロールできるかにかかっている。
より重要なことは、勝者は自らを律する方法を身につけている。

損失をコントロールすることだけに注目する熟練トレーダーは、常に成功する。

勝者の証は、いかに勝つかではなく、いかにうまく負けるのかということである。

 

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