ナンピンとは
FXではリスク管理が大切です。
合理的なトレードを行うためには、「損切り」を意図的に行わなくてはなりません。
*参照:プロスペクト理論
ナンピンは、損切りとは逆に相場が予想したトレンドとは反対へ動いている場合、更にポジションを積み増して『平均コストを下げる』という方法です。
ナンピンして、相場が思った方向に動けば、有利に働きます。
■ 円安方向にいくと予想してナンピンした場合
- 1ドル=110円でドル円を買いました。
- 為替相場が動き、1ドル=108円まで下がってしまいました。含み損を抱えています。
- 1ドル108円の時に①と同じ分だけドル円を買いました。
- 為替相場が動き、1ドル=109円まで上がってきました。
- 1ドル110円と108円で買っているので、平均取得コストは109円です。収支がとんとんになりました。
このように、ナンピンとは、相場が逆方向に動いた時に、トレンドに逆らってポジションをとる行為です。
しかし、為替相場において、トレンドが発生すると、一方方向に強く動きます。
その時に逆張りかつナンピンをすると、非常に危険です。
このナンピン買いは、トレンドとは逆の投資をすることです。
上記の例のように、相場が反転すればよいですが、相場の世界に絶対はありません。
ナンピンをしてトレンドに逆らうと、相場が反転しなかった場合、一度の取引で大負けしてしまいます。
初心者の方ほど、ナンピンは避けるようにしましょう。
相場が思っていた方と逆に動いたら、快く「損切り」をしてください。