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田畑昇人のFXブログ

【書評】勝つ投資負けない投資

書評   

勝つ投資負けない投資

勝つ投資 負けない投資
勝つ投資 負けない投資

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片山 晃(五月) 小松原 周
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
売り上げランキング: 67

バイトで貯めた65万円を25億円に増やした究極の個人投資家「五月さん」
そして、巨大ファンドを運営する不敗の機関投資家「小松原周さん」

そんなお二人の投資哲学がたくさん詰まった本が、この本「勝つ投資負けない投資」です。

 

お二人で相場に対する哲学は若干異なるため、一冊で二通りの投資手法と哲学を学ぶことができます。

勝っている投資家からは、学ぶことが多いです。

 

結論から言うと、この本「勝つ投資負けない投資」は圧倒的に買いです。

印象に残ったことを、以下にまとめておきますね。

 

 

印象に残ったこと

■ 個人投資家の強みを生かした投資を

機関投資家には多くの有利な点が存在します。
圧倒的な情報量において、個人投資家はプロには太刀打ちできません。

しかし、そんな彼らにも弱点はあります。それは機動力のなさです。
一般に機関投資家は、顧客からお金を預かり、大きな資金を動かします。
預かったお金を投資する以上、顧客への説明責任が生じるので、流動性の乏しい銘柄には投資できないですし、意思決定にも時間がかかるのです。

まだ日の目を見ていない銘柄を先に仕込んでおいて、人気が出るのを待つ。
そうした自然な投資行動をとれる機動力こそが、個人投資家が機関投資家に対して優位に立てる唯一の武器なのです。

 

■ デイトレ時代の終焉

アベノミクス相場のような好調時には、「大きく負けにくい」というデメリットが一時的に覆い隠されることになります。

それは何故かというと、後から後から新規参入者がやってきて、相場自体に新しいマネーが入ってくるからです。
こうした状況のことを、「パイが大きくなる」と良く言います。
この状況では、未熟だけどお金は持っている人達、すなわち上手い人から見た「カモ」が次々に現れるので、上級者は先行した優位性を武器にどんどん買っていくことになります。

ですが、新規参入が止まって、安定期に入ると、今あるパイの取り合いになるのです。
そして相場の下落時には、資金流出によって、パイが小さくなります。
上手い人でも勝ちづらい、冬の時代になっていくのです。

 

■ 五月さんの投資法

小型の成長株がその頭角を現し始める初動を捉えて、集中的に投資するというものです。
リーマンショックを境に、割安な株への投資をスタートしました。
その「割安」の定義も時間とともに変遷してきました。

最初は低PBRの銘柄にいくつか投資してきましたが、いくつかの銘柄で株価が2倍〜3倍にとなる大きな成果を得られました。
しかし、一部の銘柄では大した値上がりを見せないままに終わってしまいました。
その違いは、単純に「業績回復スピードの差」でした。

利益が急速に回復していった銘柄は株価も大きく上昇しましたが、業績が低空飛行の銘柄は株価も冴えませんでした。
その経験から、次第にEPS(1株あたりの利益)の成長を重視するようになっていきました。

何故低PBRの株では、大きく儲からないのか?
その理由は、そこに変化が起きないからです。

大事なポイントは、そのPERが将来どのように変わっていくかということです。

 

■ 投資で最も大事なのは「変化」と「想像力」

「割安」の定義は、その銘柄が将来実現すると考えられるEPSに対して現在の株価が割安かどうか、ということになります。
成長株を見極めるには、「変化」に注目するしかありません。
10%の売上成長を続けていた企業が、ある歳に突然20%の伸びを見せたら、それが変化です。

 

■ 数字の先にあるストーリーを見る

業績数値の変化を見ると言いましたが、それはあくまでもきっかけに過ぎません。

今人工知能が発達しています。数字を追うだけの分析ならば、人間はまったく歯が立たなくなるだろう。

しかし、「未来を考え通す力」に関しては、人間が持つ知性そのものといえる部分なので、まだまだコンピューターに取って代わられることはなさそうです。
しかも、同じ人間なので、機関投資家ともそう差はないでしょう。

 

■ 何故中小型株に投資するのか

大企業は情報開示の透明性が高く、四半期ごとに出てくる決算内容を類推するための材料が豊富に出てきます。
さらにそれらの銘柄には証券会社のアナリストが張り付いていて、取材を元にレポートを配信しています。

このような衆人環視・ガラス張りの状況では、サプライズはそうそう起きる訳がありません。
決算が出る頃には、大抵のことは織り込み済みです。

ですが、時価総額が小さい小型株となると、プロのアナリストもついていませんし、業績の一挙一動をみている投資家も減ってきます。
企業の売上が数十億、数百億レベルの企業であれば、数年で業績が2倍や3倍になることが十分起こりえるのです。

 

■ 諦めずに続けることが何よりも大事

自分にとって最適なやり方を見つけ出すだけでも、数年の時間を要する場合があります。
さらにそこから、その手法を磨き上げて芽を出すまでにまた長い時間がかかります。

 

勝つ投資負けない投資

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