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田畑昇人のFXブログ

【書評】汗をかかずにトップを奪え!

書評   

汗をかかずにトップを奪え!

 

この本は、漫画「ドラゴン桜」をもとにして、一流の社会人になるためにはなにが必要か、を教えてくれる本です。

「ドラゴン桜」の原作と同様、テンポ良く、かつ分かりやすく話が進んでいきます。

 

印象に残ったこと

・会社の「地盤、看板、カバン」を使いこなせ

まず、会社は「地盤」を与えてくれる。
自社を中心に、様々な業者とのネットワークがあり、その会社の一員である限り、決してよそ者扱いされることはない。
これを自分で一から築こうと思ったら、途方もない時間と労力を要するだろう。

そして会社は「看板」を与えてくれる。
例えばフリーターの立場では絶対に会ってくれないような社長さんが、「〇〇社の鈴木です」と名刺を差し出すだけで会ってくれるようになる。時には頭を下げてくれることさえある。
会社の規模や業種によっては、会社の名前を名乗るだけでちやほやされたり、尊敬されたりするようになる。しかも、退職した後でさえ「元・〇〇社の鈴木」という看板が通用するのだ。

さらに会社は「カバン」を与えてくれる。
毎月の給与がもらえるのはもちろん、交通費、出張費、交際費、あるいはパソコンや机、備品なども全て会社が用意する。健康保険や厚生年金といった社会保険も、会社が半分を負担することになっているし、退職金や福利厚生も会社がバックアップする。
そして意外と忘れられがちだが、オフィスという「働く場所」も、会社がテナント料を払う事で確保されているのだ。
もしも独立したら、これらすべてを自分が用意しなければならないことになる。

会社の愚痴をたれる前に、こうやって会社が自分に与えてくれているものを考えてみることだ。
そうすれば自分がどれだけ恵まれているか、どれだけの武器が与えられているのか、理解できるだろう。
こうして会社が与えてくれる「地盤、看板、カバン」を、骨の髄までしゃぶりつくすべきである。

サラリーマンは不自由だと思っているかもしれないが、会社員じゃないとできないこと、会社の看板がないと会えない人との出会い、会社員だから許される失敗などは、山のようにある。
会社に利用されず、したたかに会社を利用してやるのだ。

 

・最高の聞き手になってみろ

組織のトップ、部署のトップ、あるいはその分野のトップにいる人間は、意外なほど孤独なのである。

実際に想像してみて欲しい。周りのみんなが自分に敬語でしか喋ってくれない姿を。
名前で呼ぼうとせず、「社長」だの「先生」だのといった肩書きでしか呼んでくれない姿を。
何を話しても愛想笑いしか返してくれない姿を。
自分がやってきたら、急に静まり返ってしまう職場の空気を。

まるで、自分が除け者になったかのような、嫌われ者になったかのような気持ちにならないだろうか。
もちろん、いくらトップが孤独だからといって、意味もなく馴れ馴れしく話しかけるわけにはいかない。

じゃあ、どうすればいいのか。
答えは簡単だ。話すのではなく、聞くのだ。
小さな話題を振り、たくさんの話を引き出し、あとは熱心に耳を傾けるのである。

特に、仕事関係の場合は「教えて下さい」という言葉が有効だ。
世のおっさんたちは、基本的に「教えたがり」である。
特に、社会的成功をおさめた人々にとって、「俺」についての話ほど気持ちのいい話題はない。
自分の手柄話、苦労話、出世話、若かりし頃の自分、いくらでも気前よく「教え」てくれるはずだ。

もっとも、いきなり「部長の青春時代の話を聞かせてください」なんて切り出すわけではない。
仕事のふりをして、「これについて悩んでいるのですが、アドバイスをお願いします」とか「部長だったらどうされますか」といった話に持っていくのだ。
彼らは、相談されるのが好きだ。相談されることによって「俺は頼りにされている」と自尊心をくすぐられる。
「コイツは俺を頼りにしている」と嬉しくなる。

そして、興に乗ってくるとアドバイスの形を借りた「俺ストーリー」を披露する。
俺が若い頃はこうした。俺があの仕事を決めた時はこうだった。窮地に追い込まれた俺はこうやって切り抜けた。
こうした話に熱心に耳を傾けていれば、相手の心を掴むのは簡単だ。事あるごとに「教え」てくれるようになるだろう。

トップに認められようとして、あれこれ自分の手柄話を披露するなんてのは、愚の骨頂だ。
トップに認められたいなら、最高の聞き役になること。
誰よりも優秀で忠実な聞き役になることで、信頼を勝ち取る。
トップにいる孤独な人間ほど、意外と情で動きやすいものなのだ。

 

・半端な知識で軽口を叩くな

上に気に入られようと思うなら、バカを演じることだ。
半端な知識をアピールしたところで、なんの効果もない。
むしろ、ただ「コイツがその場にいると楽しい」という存在になるだけで、お気に入りリストに追加してもらえる。

例えば、上の人間と話しているとき、相手が前日の日経新聞に書いてあったことをそのまま「自分の意見のように」語り始めたとする。
あるいは、どこかのニュースキャスターとまったく同じことを言ってたとする。
この時「ああ、その記事僕も読みましたよ」とか「昨日、テレビで言ってましたね」みたいなことを言って水を差すのは、絶対に避けなければならない。
日経なんか読んだ事もない、という顔をして興味深く相手の話を聞き、心から感心する。
そして、自分から振る話はスポーツ新聞レベルの話題に抑えておく。

賢いやつだと思われる必要はない。
面白いやつだと思われれば、それでいいのだ。
年寄りにとって、一番腹立たしいのは「分かったような口をきく」若造だ。

情報公開と言えばいいものを、わざわざディスクロージャーを言う。
相乗効果と言わず、勿体ぶってシナジー効果と言いたがる。
技術革新はイノベーションになり、ただの打ち合わせまでもがブレインストーミングになってしまう。

こういう連中は、年寄りに一番嫌われる。
分かったような口をきくな、中身がない話をするな、と思ってしまう。
いや、実際こういったカタカナ用語を使いたがる連中の話は、ほとんど中身がないものだ。

頭のいい人、そしてコミュニケーション能力のある人は、難しい話などしない。
どんな高尚な話であっても、中高生でも理解可能なやさしい言葉で語る事ができる。
難しい話を「難しい言葉」でしか語れないのは、それだけ対象への理解が足りてないということだ。
頭に入れた知識がそのままになっており、まだ自分のものとして消化しきれていないということだ。

 

 

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