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田畑昇人のFXブログ

【書評】ビジョナリーカンパニー②飛躍の法則

書評   

ビジョナリーカンパニー②飛躍の法則

「ビジョナリーカンパニー②飛躍の法則」を読みました。

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則
ジム・コリンズ
日経BP社
売り上げランキング: 1,495

 

この本は、普通の企業が“飛躍した理由”を徹底検証した本なのです。

その調査対象に選んだ企業というのが、「長く横ばいだった業績があるときを境に急上昇し、その後も長く目覚しい業績を上げ続けている企業」で、普通の会社がまさに“飛躍”したその法則を、実に丁寧な調査を元に検証して見せてくれています。

 

良い企業から、偉大な企業になるためには、次の6つのステップをこなさなくてはなりません。

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  • 1.第五水準のリーダーシップ
  • 2.最初に人を選び、その後に目標を選ぶ
  • 3.厳しい現実を直視する(だが、勝利への確信を失わない)
  • 4.針鼠の概念(3つの円の単純さ)
  • 5.規律の文化
  • 6.促進剤としての技術

 

1.第五水準のリーダーシップ

第五水準の経営者は、自尊心の対象を自分自身ではなく、偉大な企業を作るという大きな目標に向けている。
野心はあるのだが、それがなによりも組織に向けられていて、自分自身には向けられていない。

偉大な企業への飛躍を導いたCEOは、ほとんどが社内からの昇進である。

第五水準の指導者は成功を収めたときは、窓の外をみて、成功をもたらした要因を見つけ出す(具体的な人物や出来事が見つからない場合は、幸運を持ち出す)
結果が悪かったときは、鏡を見て、自分に責任があると考える(運が悪かったからだとは考えない)

第五水準の指導者は成功をもたらした要因として、個人の偉大さではなく、幸運をあげている。

 

2.最初に人を選び、その後に目標を選ぶ

まずはじめに適切な人をバスに乗せ、不適格な人をバスから降ろし、その後にどこに行くかを決めること。

偉大な企業への飛躍には、人事の決定に極端なまでの厳格さが必要なことがあげられる。

「だれを選ぶか」をまず決めて、その後に「何をすべきか」を決める。

ビジョンも、戦略も、戦術も、組織構造も、技術も、「だれを選ぶか」を決めた後に考える。

「だれを選ぶか」をまず決めて、その後に「何をなすべきか」を決める。

業績向上の主な戦略としてレイオフやリストラを使うことはない。

経営陣の報酬と飛躍とを結び付けるような一貫したパターンは発見できなかった。

「人材こそがもっとも重要な資産だ」という格言は間違っている。
人材は最重要の資産ではない。
適切な人材こそがもっとも重要な資産なのだ。

 

3.厳しい現実を直視する(だが、勝利への確信を失わない)

偉大な実績に飛躍した企業はすべて、偉大さへの道を発見する過程の第一歩として、自分がおかれている現実のなかでもっとも厳しい事実を直視している。

厳しい現実を直視する姿勢を貫いていなければ、正しい決定をくだすのは不可能である。

偉大な企業に飛躍するためにまず行うべき点は、上司が意見を聞く機会、そして究極的には真実に耳を傾ける機会が十分にある企業文化を作り上げることである。

上司が真実に耳を傾ける社風を作る基本的な方法が4つある。
(1) 答えではなく、質問によって指導する。
(2) 対話と論争を行い、強制はしない。
(3) 解剖を行い、非難はしない。
(4) 入手した情報を無視できない情報に変える「赤旗」の仕組みを作る。

どれほどの困難にぶつかっても、最後には必ず勝つという確信を失ってはならない。
そして同時に、それがどんなものであれ、自分がおかれている現実のなかでもっとも厳しい事実を直視しなければならない。

 

4.針鼠の概念(3つの円の単純さ)

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偉大な企業になるには、3つの円が重なる部分を深く理解し、単純明快な概念(針鼠の概念)を確立する必要がある。

その際のカギは、自社が世界一になれる部分はどこか、そして同様に重要な点として、世界一になれない部分はどこかを理解することである。

飛躍した企業は、産業がどれほど悲惨であっても、卓越した利益をあげる方法を見つけだしている。

 

5.規律の文化

偉大な業績を維持するカギは、みずから規律を守り、規律ある行動をとり、3つの円が重なる部分を熱狂的ともいえるほど重視する人たちが集まる企業文化を作り上げることになる。

規律ある考えができ、つぎに規律ある行動をとる規律ある人材が必要である。

救世主のCEOが強烈な個性によって規律を持ち込んだ場合、偉大な業績を維持できないのが通常だ。

偉大な業績を持続させためにもっとも重要な点は、針鼠の概念を熱狂的ともいえるほど信奉し、3つの円の重なる部分に入らないものであれば、どんな機会でも見送る意思をもつことである。

宗教的ともいえるほどの一貫性をもって、3つの円の重なる部分に止まる規律をもつほど、成長と貢献の魅力的な機会が増える。

「一生に一度の機会」であっても、3つの円が重なる部分に入っていないのであれば、飛びつく理由はまったくない。

超優良に飛躍した企業では、予算編成は、それぞれの活動にどれだけの資金を割り当てるかを決めるものではない。
どの活動は針鼠の概念に最適で、したがって集中的に強化すべきか、どの活動は完全に廃止すべきかを決めるものである。

「止めるべきこと」のリストは、「やるべきこと」のリストよりも重要である。

 

6.促進剤としての技術

飛躍した企業は技術の流行に乗るのを避けているが、慎重に選んだ分野の技術の利用で先駆者になっている。

どの技術分野に関しても決定的な問いは、その技術が自社の針鼠の概念に直接に適合しているのかである。
この問いへの答えがイエスであれば、その技術の利用で先駆者になる必要がある。
ノーであれば、ごく普通に採用するか無視すればいい。

技術は適切に利用すれば業績の勢いの促進剤になるが、勢いを作り出すわけではない。

技術の変化にどのように反応するかは、偉大な企業と凡庸な企業の動機の違いを見事に示すものになる。

たしかに、技術面で遅れていては、偉大な企業にはなれない。
しかし、技術そのものが偉大な企業への飛躍や偉大な企業の没落の主因になることはない。

 

感想

読んでみた感想なのですが、「時代は変わっても、成功する法則は普遍」ですね。

一番印象に残ったのは、成功する経営者はみな謙虚だということです。

経営哲学を学ぶ名著なので、是非一度は読んでみると面白いかもしれません。

ビジョナリーカンパニー②飛躍の法則

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